「………、」 「ああ、ここにいましたか。小鳥がお呼びですよ、恋様。」 何かを言いかけた恋だが、黒服に声をかけられ口をつむぐ。 「わかった、今行く。」 人に弱みを見せたがらない恋。 それを分かっている玲は、恋を後ろに隠して黒服の前を通り過ぎた。