「だからって、殴ることないじゃん……。」
「殴んなきゃお前は黙らないだろ。」
「一言言えば黙るって!」
「じゃあ言うな。」
玲のこの言葉に、ハルカはまた笑う。
「あははー。それは無理かな?だって、僕人をからかってるときが一番楽しいんだもの。」
「お前……最低だな。」
「ワカッテル。だから僕としてはまだまだ言いたいけど……これ以上殴られたらたまんないからね。僕は自分の部屋にもどるとするよ。じゃ、またね。」
そう言いながら、ハルカは自室へと戻った。
残ったのは、恋と玲だけ。
さっきの言葉に落ち込んでいる恋に、玲は何を言ったらいいのかわからずオロオロしていた。
