黒兎は顔を上げる。 「…っ………!!」 …驚いたわ…。 なんて、美しい子なの…。 「……貴女たち、誰よ?私に何のようかしら?」 黒兎は自分の両手足に付けられた枷を見て一瞬驚いたけど、すぐに表情が変わる。 遊紀さまを睨んでそう言った。 「…初めまして黒兎。私はValkyrieのボス、遊紀。よろしく。」 「……日本語、分かってる?いきなり連れてこられた場所で初対面の人を貴女、よろしくって言い合えるの?」 「……私をバカにしてらっしゃるの…!?」