「ありがとう。褒め言葉として受け取っておくわ。」 恋、玲はどんどんナイフの数を増やしていく。 一体、どれほどの量のナイフを隠し持っているのか。 「っ…!……。」 一本のナイフが、葵の腕を掠める。 「…どうしたの。疲れちゃった?」 「…ちょっと、疲れたわ。だって貴方達、一方的過ぎるんですもの。」 と、全く疲れていないような顔で言う。 「あは♪言い訳?」 「…今度は、私から行くわ…。」