完成ね。


暇つぶしのつもりが、たったの数十分で終わってしまったわ。


「…また退屈だわ。外にでも出てみようかしら?」


動きやすいショートパンツに、殺しの時とは違う灰色のパーカー。


ヴィックとカラコンもつけて…。


「髪…下ろしたままでいいわよね。」


拳銃と短刀を隠し持って家を出た。


「こんな明るいうちに…用もなく家を出るなんて久しぶりだわ。」


目的はないから…適当にいろんな場所に行ってみよう。


それから、Dollにこのプログラムも届けに行かないと。