Love Tone




そろそろ帰るか…

「奏ちゃん、奈紅帰ろう??」

「あぁ、ちょっと待って。」



「神埼!あれ、同じ顔が二つ…。

あ、もしや双子の瀬戸星姉妹?」


何でこの人あたしたちの名前を?


「あれ、悠李同じクラスになったことあったっけ?」


「いや、無い。」

じゃあなんで…


「あなたは奏ちゃんの友達?」

「あー、こいつは山本悠李。」


「二人ともよろしく!」

山本悠李くんね。

覚えとこう。


「えっと
こっちの髪が天パの方が奈紅、
で、肩くらいのストレートが萌恋」

なんか紹介ひどいよね…

「そーか。
神崎よく知ってんね~。」

「二人とは幼馴染。
あ、腐れ縁かな?」

腐れ縁って…

まあそうなんだけど。

「奏ちゃーん(怒)
腐ってても腐ってなくてもどっちでもいいケド
その紹介はなーに???見分け方そこ?」

奈紅、こわっ!

「すいません(泣)
あとは慣れだよ。」

慣れもひどいな…。

「慣れか~さすが神崎。ありえねー」



「さっき紹介されたけど、オレ山本悠李。よろしく~」

「あっ、ヨロシク。」

「じゃーオレ帰るから。じゃね。また明日」