みんなが心配して寄ってきてくれたけど、ひろやとみなと、その隣にいるひなこは来なかった。 人の間を縫って見えたひろやは、こっちを一瞬睨むようにみて、目を逸らした。 「大丈夫」 本当は全然大丈夫じゃないけど、とりあえず笑ってみんなに言った。