そう考えると、陽生と話すのは約1日ぶりなんだよね。
「頑張って手伝いしてるか?」
「うん、してるよ~けっこうバタバタだけどね」
「はは、そっか。じゃあ、何か困ったことは?」
「ううん、それも別にないから大丈夫だよ」
「そ、ならいいけど……」
そう言ってフッと笑った陽生が少し間をあけてこう言った。
「ホームシックにかかってない?」
「な、るわけないでしょ!もう、子供じゃないんだから!」
「はは、じゃあ夜は?ちゃんと一人で寝れてる?」
「当たり前でしょう!」
もう、またそういうことを…
私はあからさまに嫌な声になる。
陽生ってばいったい私を何だと思ってるんだろうか!?
何だかんだ言って子供扱い。
……けど、そう言いつつも、本当はちょっぴり寂しくて、なかなか寝付けなかった私。
隣に陽生がいない布団の中はやけに冷たくて寂しくて、結局優に一緒に寝てもらっちゃったんだよね。