ああ、好きだ。


今日も変わらず私は陽生に恋してる。


それはきっとこの先も変わらない。


こんな風に優しくされたら、一生離れられるわけがないもん。


それに、私達の人生は始まったばかり。


この先もずっと続いていく。


きっと家族が増えるたびもっともっと絆は強くなって、私達の関係は確かなものになると思うから…




「クス、望むところだよ」



私だって負けてないもんね。


この甘い温もりだけは離しはしない。


そして今夜はずっとずっと……




「抱きしめててね」




とびっきりの笑顔を向けて、私は陽生の手を取り、指先にそっとキスを落とした――…














―END―