そして頬にやんわりと口付けをされた。
「今日はいい天気だなぁ」
「本当だね」
2人して空を見上げると、雲一つないまっさらな天気だった。
此処は椎名家が所有している別荘の一つだ。
周りが緑に囲まれていてとても空気が綺麗な場所。
しかも、その辺の公園よりよっぽどか広くて、一家団欒するにはちょっと贅沢でとても気持ちのいい所だった。
「また来たいな~」
「ああ、いつでも連れて来てやるよ。愛心もすげー気に入ってくれたみたいだし、俺も連れて来るいがあるからな」
そう言って目を細めた陽生と、引き寄せられるようにキスを交わした。
陽生の指に顎先を優しくなぞられながら、私はそんな陽生にもたれ掛かるようにして顔を上げ、しっとり侵入してきた舌を受け入れる。
「ん……」
私達意外は、誰もいない。
静まり返った空間に私達の甘い時間だけが流れていく。
優しい、そんな柔らかなぬくもりに酔いしれながら……
つくづく幸せだなって思った。
陽生がいて
愛心がいて
そしてブラウンがいて
これが、家族なんだ。
ずっと欲しかった
ずっとずっと憧れてた、夢にまでみた私の大切な家族なんだって……



