それからも順調に月日は流れていった。
愛心の一歳の誕生日。
その日はなんと、陽生と静香さんを筆頭に後藤や秀先生。皆が集まって盛大にサプライズパーティーを開いてくれた。
そんな皆の優しさに思わずウルウルと感激してしまった私。
「でも、本当に可愛いわねぇ。見て、このクリクリの目なんか果歩ちゃんにそっくり。もう冗談抜きで食べちゃいたい」
そう言って愛心を抱き上げ、すりすりと頬ずりをする静香さんに笑いがこみ上げる。
その横顔は本当に可愛くてしかたがないって表情だ。
「当たり前だろ。誰の子だと思ってるんだ。俺と果歩の子が可愛くないわけがないだろう」
そんな静香さんを見て、当たり前のように突っ込む陽生。
静香さんに終始満足そうな眼差しを向けながら、うちの子アピールに花を咲かすのを忘れない。
「ほら、この整った鼻のラインとか俺にそっくりだろ?」
とか
「それにこの爪の形も俺と瓜二つじゃないか」
て、しつこいぐらいに詰め寄っていくから、これにはさすがの静香さんも心底鬱陶しい様子。
「もう分かったから、あんたは少し黙ってなさいよ」
陽生をギロリト睨むと、しっしっと手で追い払っていた。
そんな和やかムードに私も後藤も目を合わせてクスクスと笑い合うばかり。
「いいね、こういうの」
そんな中、後藤がしみじみ言うもんだから思わず素直に「うん…」と頷いた私。
そして後藤の顔をじっと見つめながら
「相変わらずだけどね?」
そう言いながらもみんなの気持ちが嬉しくて、その日は一日中私の口からは心からの笑い声が絶えなかった。



