そんな思いを胸に、そのままじっと真っ直ぐ見つめていたら、振り向いた陽生が目を細めながらとても優しい眼差しで私の体を引き寄せた。
「俺も、好きだよ」
そして甘ったるい言葉がが降り注ぐ。
私の瞳に浮かぶ涙を親指で拭いながら、その顔は本当に愛しそうなものを見つめる眼差しだった。
「この先もずっと愛してる」
「陽……」
目が、離せなくなる。
その瞳に、その声に。
見つめらるたび、陽生への思いが日に日に増していくのが自分でも分かるんだ。
きっとそれはこの先も変わることはない。
ずっと…
「ずっと一緒にいようね?」
飽きることなくずっと…
「もちろん、一生死ぬまで離さねーよ。だから、果歩も覚悟してろよ?」
「うん」
顔を近づけた私達はクスクスと笑い合う。
そのまま頬を撫でられ、後頭部を引き寄せられた私は陽生のキスに溺れていく。
優しく、何度も啄ばむように重ねられるたび次第にお互いを求めあい、それから幾度となく甘い言葉を交わしていた。