「これは……写真?」
そう。それは写真だった。
……でも、それは普通の写真じゃない。
「まだね、こんなに小さいんだよ」
指でジェスチャーしながら、陽生の顔を覗き込む。
陽生の反応がすごく楽しみだった。
だってそれは赤ちゃんのエコー写真。
そういえば、今の今まで慌ただしさのせいでうっかり見せるのを忘れてたっけ?
急にピタリと言葉を発しなくなった陽生に私はニヤリと笑みを向ける。
「きっとね。この子女の子だよ」
「えっ?」
「私ね、見たんだぁ。……ほら、私が入院して目を覚まさなかった時、実はね、あの時夢にこの子が出てきたの」
それはとっても不思議な夢だった。
……でも、今でも鮮明に覚えてる。
すごく温かな光の中、急に私の前に現れた小さな女の子。突然手を握られたと思ったら
「ママ、いつまで寝てるのって」
「えっ」
「早く起きないとパパが心配してるよって。私が連れてってあげるから一緒にパパのところへ行こうって…」



