「陽生……」
「こういうのを幸せって言うんだよな」
本当に嬉しそうに言う陽生。
その言葉を聞いた私は思わず目の奥を熱くした。
「……うん」
そうだね。
その通りだよ。
陽生がいて、私がいて。こんなふうに大好きな人と心の底から笑い合えるのって、きっと泣けちゃうほど幸せなことなんだ。
そしてなによりも温かくて愛おしい…
私は優しく目を細める陽生に頷き、ありったけの笑みを返した。
「来年には3人だけどね」
「ああ。きっともっと最高だ」
「クス……。じゃあ、そんな浮かれてる陽生くんにせかっくだからもっと嬉しい情報教えてあげようか?」
私はそう言うと、陽生と少しだけ距離を取り、エプロンのポケットから秘かに忍ばせていたある写真を取りだしそれを手渡した。



