「ごめんね。陽っ……」
私は今までの自分の行動を償うように目の前の頭にキスを落とした。
それは陽生にいつもしてもらってるような想いを込めた口づけだった。
大切なものを扱うように陽生の頭を抱き込めば、まるで固まったように陽生の動きがピタッと止まる。
そのまま数秒、何も言わず私のされるがままになっていた陽生だったけれど、
「ふっ……」次の瞬間、そんな嘆きと共に陽生の腕が縋りつくように私の背中に回っていた。
「……初めて……だな。こんなふうに面と向かって言われる、の」
「え?」
「愛してるって、果歩の口から初めて聞いた気がするよ」
その声は少し震えていた。
背中に回された腕の力がぎゅっと強くなっていく。
そしてそんな言葉を聞いた私もまた
「っ………うん」
同じように震えていた。
ポタポタと視界が涙でかすんでいき、陽生の頭を労わるようにして自分の額をそっと寄せる。



