甘い体温②・後編・


むしろ私と同じだ。


大人とか子供とか、そんなの関係ない。


誰かに傷付けられれば悲しいに決まってるし。


自分の存在を認めてもらえなければ、心がズタズタに悲鳴をあげないわけがない。


それが自分の親なら尚更だ。


本当はずっと……、ずっとずっと何処かで孤独を感じてたんじゃないのかな?


ずっと寂しさを抱えて生きてきたのかもしれない。


ただ、それを表に出さなかっただけで……



「陽生……」



私はこみ上げてくる思いをぶつけるように、陽生の名前を呼んでいた。



「…大丈夫。私がいる、から…」


「え……」


「私が、陽生を守ってあげる」



お腹の子と2人で。


これからは
ずっと、ずっと…



「そばに居る。陽生は一人なんかじゃない。これからは私が陽生とずっと一緒にいてあげるから……」



だから



「安心していいよ」



もう悲しまないでほしい。


強がらずにちゃんと私に寄りかかってほしい。


寂しい時は寂しいって言ってほしい。


ちゃんと私に甘えてほしい。


そのままの陽生で私のそばに居てほしいの。


ずっとずっと、私のそばに……