それは入院中から感じていた陽生への思いだった。
この1週間口にしたくてもなぜかできなかった陽生への感情。
それが今頃になって溢れだしてくるなんて…
「っ……」
目の前の頬にそっと触れる。
少しやつれただろう顎のライン。そして疲れ切ったいつも私を真っ直ぐ見る目元…
それがなんだか痛々しくて、
気持ち良さそうに寝息を立ててる陽生にキュウッと胸が締め付けられる。
きっと……、それは私と同じだから。
私と同じだったんだとこうして改めて気付かされたから……
「…は、るき……」
もう一度指先で頬に触れると瞼がピクリと揺れた。
その間も次々に溢れ出てくる私の涙。
いけない。陽生が起きちゃう。
こんな姿見せたらまた心配かけちゃう、のに。
その思いに反するように涙が溢れて止まらない。



