甘い体温②・後編・


「どうせなら、もっと俺に触ってくれよ」


「え?………んっ」



たまらず果歩の後頭部を引き寄せ、俺は唇を奪っていた。


そのまま強く抱きしめると、今までにない愛しい感情が込み上げてきて、俺はこの空白の2週間を埋めるかの様に熱いキスを繰り返していた。



「ずっと…、こうしたかった」


「陽……」



この温もりがずっと欲しかった。


そしてもっと…


もっと俺の前で笑ってほしい。


もっともっと俺の隣で色んな表情を見せてほしい。


この温もりだけは離したくはないんだ。


果歩だけは失いたくはないんだよ。



「お帰り。ずっと……待ってた。ちゃんと俺の所に戻って来てくれてよかった」


「はる……」



次第に涙を流し、俺の背中に腕を回す果歩と気が済むまで……、時間の許す限り抱き締め合った。


キスして笑って、眠りについて…


それから1週間、俺は一時も飽きることなく、果歩と寄り添い離れることをしなかった。