「どうせなら、もっと俺に触ってくれよ」
「え?………んっ」
たまらず果歩の後頭部を引き寄せ、俺は唇を奪っていた。
そのまま強く抱きしめると、今までにない愛しい感情が込み上げてきて、俺はこの空白の2週間を埋めるかの様に熱いキスを繰り返していた。
「ずっと…、こうしたかった」
「陽……」
この温もりがずっと欲しかった。
そしてもっと…
もっと俺の前で笑ってほしい。
もっともっと俺の隣で色んな表情を見せてほしい。
この温もりだけは離したくはないんだ。
果歩だけは失いたくはないんだよ。
「お帰り。ずっと……待ってた。ちゃんと俺の所に戻って来てくれてよかった」
「はる……」
次第に涙を流し、俺の背中に腕を回す果歩と気が済むまで……、時間の許す限り抱き締め合った。
キスして笑って、眠りについて…
それから1週間、俺は一時も飽きることなく、果歩と寄り添い離れることをしなかった。



