あ……
そう言われ、私はまたまたハッとした。
確かに…
そう言えば私、陽生と写真を1枚も撮ったことがないかもしれない。
グルッと記憶を辿りながらふと思う。
「俺との写真は欲しいとは思わねーの?」
陽生が眉間に皺を寄せ、携帯から私に視線を移す。
そしてゆっくりと近づいてくる綺麗なお顔。
「あー……だね」
一応そう答えてみるものの、正直どっちでもいい。
あ、でもこれは別に冷めてる訳じゃなくて、もちろん照れてる訳でもなくて。
ただそもそも私、小さい頃からそんなものを撮った覚えがないんだよね。
だからあまり興味がないっていうか。
むしろ写真のしゃの字も頭になかったっていうか…
学校でもいつもたいてい一人だったし、極力そういうのには縁がなかったから…



