「……まぁ、今となってはそんな自分に思いっきり喝を入れてやりたいけどな」
陽生……
聞きながらやっぱり涙が止まらなかった。
きっとこれが陽生の本音。
今までずっと胸に秘めていたお父さんへの本当の気持ちなんだ。
……でも、それと同時に
「――けど、もう俺はこれ以上あんたに何も望まない」
――これで本当に終わり。
吐かれたセリフにそれがはっきりと伝わってきた瞬間だった。
「俺はあんたのような生き方はしない」
本気で軽蔑したような眼差しにひどく、心が痛む。
「俺は好きになった女一人、幸せにできないあんたのような人生だけは歩みたくない」
まるで今までの人生を否定するかの言い方にお父さんの背中が一瞬だけピクリと動き、そして無言の沈黙が押し寄せる。



