ズキン……
そんなやり取りを目の当たりにして、再び痛みだす私の心。
それに追い打ちをかけるようにして、お父さんが私達から冷たく背を向けるから
「っ……」
ぎゅっと胸が締め付けられて、涙が溜まる。
「……もう、お前達の好きにしなさい。私の方こそうんざりだ。今後一切私の前に姿を現さないでくれ」
もはや、話すのも億劫だ。
そう言わんばかりの態度で部屋から冷たく出て行こうとする姿に私はもう何も言えなかった。
……もう、何を言ってもダメなんだ。
何を言っても届かない。
そんな絶望的な気持ちに襲われて、思わずグッと涙をこらえた時
「っ―――」
何故かズキリと下腹部に違和感を感じて、私は顔を歪ませた。
「親父」
だけどそれと同時に陽生がお父さんに向かって低い声を向けたのはほぼ一緒だった。
私はそんな違和感を感じながらも、陽生の方へと顔を上げる。



