「皆に謝ってください!」
せめて陽生と静香さんだけでもいい。
こんな騙すようなやり方どうやっても許せない!
「あなたは自分の子供にも嘘をついたんですよ!?」
それがどんなに悲しいことか。
どうしてもっと陽生や静香さんの気持ちを考えてあげられないんだろう?
……自分の親がもう長くない。
そんな事実を知らされた子供は正直たまったもんじゃない。
それが陽生だって、
口ではどうでもいいこと言ってても、それを聞かされた時は少なからずともショックを受けたと思うから。
それなのに…
「君は、目上に対する言葉使いも知らないのか」
「いいから謝ってください!」
「話しにならんな。そんな取り乱して恥かしいと思わないのかね」
「っーー!だからっ」
「果歩!」
そんな時、背後から腕を掴まれて勢いよく後ろに振り向かされた。
さっきとは違い、冷静に満ちた陽生の瞳が私を強く縛り付けてくる。



