甘い体温②・後編・


もう、止まれなかった。


ていうより、止まるつもりなんてない。


例えこれで完全にお父さんの逆鱗に触れようと、もうそんなこと私の知ったことじゃない。


すでに私は最初からこの人に嫌われてるんだ。邪険にされてる。


だったらこの際とことん嫌われて、自分の思いをぶつけた方がすっきりするに決まってる。


だって、このままこの人の言われっぱなしに終わる方がよっぽどか辛くて、苦しいじゃない!



「こんなことまでして恥かしくないんですか!?いい大人がこんな馬鹿馬鹿しい真似……っ、あなたは自分が間違ってるとわ思わないの!?自分がしていることが本当に正しいと思ってるんですか!?」


「―――」



また一歩詰め寄ると、その言葉にようやく反応したお父さんがピクリと眉を上げた。

そして凍りつくような表情にかわったと思ったら




「何だって?」



今まで以上に冷めたトーンで、周りの空気を震わせた。