それは私の中で完璧に何かがブチ切れる音だった。
もはや我慢の限界に達した私は
「もう、あったまきた!!」
気づいたら陽生の手を振り払い、ダンっと勢いよくお父さんへと詰め寄っていた。
頭の中が一気に沸騰していく感じ。
まるで頭から火山でも噴き出すんじゃないかってぐらい感情が激しく燃え上がった私は、勢い余って持っていた封筒をお父さんに投げつけた。
「も……いい加減にしなさいよ!」
ふざけんじゃないわよ!
封筒がお父さんの胸のあたりに辺り、それからパサリと床に散らばっていく。
一瞬凍りついた空間に
目を見開いたお父さん。
「果っ……」
「果歩ちゃん!?」
同じく目をまん丸くした陽生と静香さんの視線を感じながら、私は勢いよくお父さんをキッと睨みつけた。



