私は全身に力を入れ、真剣な瞳をお父さんに向ける。
「こんなの絶対間違ってる!」
やり切れないよ。
じわりと瞳の奥が熱くなった。
「いくら切羽つまってるからって、こんな一方的なやり方……」
許されるはずがない!
「もっと陽生のことを見てあげてください!」
ちゃんと目を見て、話を聞いてあげてほしい。
もっともっと、陽生の言葉に耳を傾けてほしい…
「もう、時間だってあんまりないんじゃないんですか!?違いますか?少しぐらい陽生の気持ちを考えてあげてもいいじゃないですか!!」
思わず1歩前に出ようとした時、隣から素早く腕を掴まれた。
陽生の低い声が重く響き、私の腕をぎゅっと握り締める。



