それが全ての人達が皆そうだとは思ってない。
けど、間違ってもあたしの身近にいた大人達はそういう人ばかりだった。
その度に傷ついて、その苦しさから逃げるように必死で心を閉ざしてきた。
……でも、違った。
陽生のような人に出会って私は人生まんざらでもでもないんだって思えたんだ。
こういう大人もいるんだって。
ちゃんと私の目を見て笑ってくれる人がいる。
私の声にちゃんと耳を傾けてくれる人がいるんだってこと。
ちゃんと温かい人達もいるんだって分かったから。
だからこそ余計に、辛い。
人のぬくもりが分かった今だから。
それを教えてくれた陽生のお父さんだからこそ、こんなにも苦しくてたまらないんだ。



