甘い体温②・後編・


「陽生を、捨てるんですか?」



まるであの時の私を見てるみたい…


お父さんが、私の母親で。


陽生が私……



「もう、いらない?」



本当に?


役に立たないから?


お父さんの望み通りに生きられないから?


たったそれだけのことで



「子供を、捨てるの?」



ピタっと足が止まる。


私の言葉に、目の前のお父さんがとてもゆっくりと振り返る。


そして陽生も……





「果……」

「何だって?」



重なる様に声が響き、2人の視線が突き刺さる。