「陽生を、捨てるんですか?」 まるであの時の私を見てるみたい… お父さんが、私の母親で。 陽生が私…… 「もう、いらない?」 本当に? 役に立たないから? お父さんの望み通りに生きられないから? たったそれだけのことで 「子供を、捨てるの?」 ピタっと足が止まる。 私の言葉に、目の前のお父さんがとてもゆっくりと振り返る。 そして陽生も…… 「果……」 「何だって?」 重なる様に声が響き、2人の視線が突き刺さる。