甘い体温②・後編・


だけど……

その後いくら経っても何も言わないお父さん。


ただ無言だけが流れ、異様な沈黙が続くだけだった。


そして…





「………」



突然、ため息を吐いたお父さん。


しばらく何かを考えるように沈黙を保っていたけれど、次の瞬間、なぜかこめかみに手を添えながら低い声でぽつりと言った。




「…ったく、やってくれるじゃないか……」



目を凝らし、私達をジロリと睨んだお父さんは、とても呆れた顔をしている。



「――それは、確かなんだな?」


「だから、さっきからそう言ってるだろ」


「もう決めたんだな?」



「ああ」


「―――」





また、深いため息…




う。


何?この沈黙。


こめかみをトントンとする姿…


やたら静かに見据えてくる動作に、恐怖がマックスへと上がっていく。