甘い体温②・後編・


「果歩?途中で気分が悪くなったらすぐに言えよ」


「え、うん……」



凄い殺気……


急にどうしちゃったんだろう。


いったい何が書いてあったの?


ハラハラと、そんなことを思いながらも前を見た瞬間――



「騒がしいな。何の用だ」


「あ……」



書斎の椅子に座る黒い影。


刺すような声に、ただならぬ殺気。


少し見ただけでも分かる。


そんな力強いオーラを目の当たりにして、一瞬にして体が凍りついてしまう。