甘い体温②・後編・


「は?実家!!?」



そんな声が聞こえ、一瞬にして目が点になってしまう。


驚きすぎて隣の陽生を凝視した。



「嘘……」


「いや、本当」


「―――」



信じられない。


マジで?



「……これ、全部?」



苦笑いを浮かべた陽生を見た瞬間、これが現実なんだと嫌でもつきつけられた私。


あり得ない。


だって、この敷地……


いったいどれだけあるのってぐらい、先の方がまったく見えないんですけど……



「……私、ずっとどこかのリゾートホテルに来たんだとばかり思ってたんだけど……」


「いや、さすがにそれは言い過ぎだろ」



乾いた笑みを浮かべた陽生に、ドン引きする私。


てか笑いごとじゃないし……


普通に考えてここ……


日本じゃ、ないよね?