「はい……」
きっとこのキスを忘れない…
この温もりを。この言葉にならない感情も。
今まで幾度となく確かめ合ってきたこの温もりを。
だって、こんなに愛しいと思える人には、きっともう出会えない。
一緒にいてこんなに幸せだって思える相手なんてもう…、この先陽生だけでいい。
この瞳も。
この鼻も。
口も耳も輪郭も。
一緒に抱き合えるこの一瞬一瞬が
全部全部。
私の大切な、かけがえのない最高の宝物なんだから――…
ありがとう、陽生。
陽生に出会えてよかった。
もう離れないからね。
絶対に。
どんな時も――…