「陽生……」



次の瞬間、おもいっきり手を伸ばし目の前の陽生に飛び込んだ。




「大好き」




もう、迷いなんてない。


自分の気持ちに嘘なんか付かない。


例え、この選択が無謀だったとしても。


間違った決断だったとしても。


どうせ地獄に落ちるなら陽生と一緒のほうがいい。


どっちに転んでも後悔するぐらいなら、私は陽生と一緒に生きる後悔を選びたい。


お腹の子と、もう何もかも。全てを受け入れる覚悟はできてるんだから……