そして追い打ちをかけるように陽生の腕が私の体を覆い、力強く抱きしめてくる。
「いいから帰るぞ」
「っ!」
固まった私の耳元で、陽生がもう一度はっきりと囁く。
シーンと静まり返る部屋で、力強く密着させられる体と体。
陽生の鼓動が苦しいほどはっきりと聞こえ。
私は理性が壊れる寸前、押し殺す様に顔を横に振っていた。
「や、だ……」
それでも私は拒否をした。
このまま陽生に迷惑なんかかけたくない。
お願いだからこれ以上優しくしないでと。
グイっと必死で体を押しのけようとした私は
「も……こういうのやめて」
ぎゅっと回された腕を思いっきり引き離す。



