甘い体温②・後編・


「ふっ、なんだよ。やーけに楽しそうなんだな果歩ちゃんは」



ふと、携帯を見つめたままにやけていたら、すかさず陽生の突っ込みが飛んできた。


思わずハッと我に変り、視線をそこに向ける。



「ちょっと焼けるな」


「へっ?」


「軽くジェラシー感じるんだけど」



すこし拗ねたような陽生の声。


その瞬間急に手を掴まれて、グイっとベットに押し倒された。




――…えっ?


バフッとベッドが弾み、私は驚いたように目を開く。


見上げるとそこには、上半身裸の陽生の姿。


陽生は私からするりと携帯を奪い取ると、私に跨りながらその画面をじっと見つめ。



「つーかさ、何で待ち受けが弟とのツーショットなわけ?」


「え?」


「普通は恋人だったり、彼氏の待ち受けだったりするんじゃねーの?」


「えっ、こい……」


「そもそも俺とは写真1枚撮ったことがないっていうのに?」