「ふっ、なんだよ。やーけに楽しそうなんだな果歩ちゃんは」
ふと、携帯を見つめたままにやけていたら、すかさず陽生の突っ込みが飛んできた。
思わずハッと我に変り、視線をそこに向ける。
「ちょっと焼けるな」
「へっ?」
「軽くジェラシー感じるんだけど」
すこし拗ねたような陽生の声。
その瞬間急に手を掴まれて、グイっとベットに押し倒された。
――…えっ?
バフッとベッドが弾み、私は驚いたように目を開く。
見上げるとそこには、上半身裸の陽生の姿。
陽生は私からするりと携帯を奪い取ると、私に跨りながらその画面をじっと見つめ。
「つーかさ、何で待ち受けが弟とのツーショットなわけ?」
「え?」
「普通は恋人だったり、彼氏の待ち受けだったりするんじゃねーの?」
「えっ、こい……」
「そもそも俺とは写真1枚撮ったことがないっていうのに?」



