―――え? そして一瞬にして息が止まる。 「ふ~ん、何?随分と温かい歓迎なんだな。てか、いつもそんなふうにあいつのこと出迎えてんの?」 玄関を閉めて、顔を上げる人物。 上下スーツ姿に、嫌味なぐらい整ったお顔。 鋭い視線がこっちを見据え、見覚えのある真っ直ぐで黒い瞳に捕らわれた私は全身から驚きの声を上げた。 「…は、るき……」 動揺で目が見開く。 何で? どうして? 嘘、でしょ? そう思いながら、ここにいるはずのない姿を凝視し、思わず一歩後ずさる。