甘い体温②・後編・


まるで夢のような日々だった。


今まで生きてきてとても充実した幸せな時間……


……でも、それももう終わり。


魔法は解けたんだ。


綺麗サッパリ、所詮私と陽生じゃ住む世界が違いすぎたんだよね?


無理があったんだ。


真崎さんが言うように、お互いどこかででずっと無理をしていたのかもしれない。



だから、これでいい。


これでいいんだ。


お互いの人生のためにはこれが一番ベストな方法だったんだよ。



だから……、こんなに卑屈になってちゃダメだ。


自分で決めたことじゃない。


いつまでもうじうじしてちゃダメ!


無理矢理にでも前を向いて歩きゃなきゃ!


お腹の赤ちゃんの為にももっと強くならなきゃ。


大丈夫。


ぜったいお腹の子どもだけは私が守り抜ぬいてみせるから……