まるで夢のような日々だった。
今まで生きてきてとても充実した幸せな時間……
……でも、それももう終わり。
魔法は解けたんだ。
綺麗サッパリ、所詮私と陽生じゃ住む世界が違いすぎたんだよね?
無理があったんだ。
真崎さんが言うように、お互いどこかででずっと無理をしていたのかもしれない。
だから、これでいい。
これでいいんだ。
お互いの人生のためにはこれが一番ベストな方法だったんだよ。
だから……、こんなに卑屈になってちゃダメだ。
自分で決めたことじゃない。
いつまでもうじうじしてちゃダメ!
無理矢理にでも前を向いて歩きゃなきゃ!
お腹の赤ちゃんの為にももっと強くならなきゃ。
大丈夫。
ぜったいお腹の子どもだけは私が守り抜ぬいてみせるから……



