甘い体温②・後編・


けど……



「別にいいんじゃない?今更あの人の会社がどうなろうが俺の知ったことじゃないし」



それこそ自業自得……


散々自分の思い通りにやってきた結果がこれだ。


むしろ反省すればいい。


容赦なく人を陥れてきた分、今度は自分が苦しめばいい。


例え、それで会社が倒産しようが路頭に迷おうか俺には関係ない。


一度徹底的に苦しみ、痛い思いをした方が身の為なんじゃないだろうか?




「せんせ……」


「じゃあ、そう言うことで、元気でな」



きっと彼女のこれからの人生は壮絶なものになるだろう。


なんだって自分の父親が犯罪者になるのだから。


世間から叩かれ、メディアからもさ騒ぎたてられて、もはや生きた心地なんかしないだろう。



それでも……


これは全て自分がまいた種。




俺には関係のないことだ。