意味深に笑い、真っ赤に腫らした瞳に問いかける。
「神崎修造……君のお父さん。表向きはやり手の社長を気取ってるようだけど、実際蓋を開けてみれば中身はけっこうスカスカなんじゃない?」
「ど、いう意味、ですか?」
目の前の表情が動揺で揺れる。
俺は見透かしたように口元を上げ、問いただすようにこう言った。
「別にそのままの意味だよ。うまいこと誤魔化してるようだけど、会社けっこう色々と問題を抱えてるよね?」
会社というより、神崎修造……
神崎修造イコール
「女性の敵……
そう言ったらちゃんと分かる?」
そうポツリ呟いた俺に、今までにないぐらいに彼女の瞳が大きく開く。
きっと、この単語で言いたいことはちゃんと伝わったはず。
案の定……、ハッと勢いが弱まっていく彼女に確信の笑みを隠せない。



