「俺は好きな女意外とは結婚はしない」
「せん……」
「俺が好きなのは果歩だから、それ以外の女に何一つ興味なんかない」
残酷だけど、もう容赦はしない。
ここで泣こうか喚こうか、俺は果歩との関係を守りぬく。
絶対に、何と言おうと……
「それにミサちゃん。君さ、俺と結婚したいのは純粋に俺が好きだからじゃだけじゃないんじゃない?」
「えっ……」
ガタリ……
一瞬背後で何か小さな気配を感じたけれど、俺は構うことなく目の前の神崎ミサに鋭い言葉を向けた。
「父親のため……いや会社の、ため?最近ずいぶんと社内の風紀が乱れてるようだけど、これも……偶然?」



