甘い体温②・後編・


「これ、ずいぶんと綺麗に撮れてるんだね?」



俺は目を細め、言葉だけを向ける。


まるで都合のいいように『とても偶然とは思えないほどのアングルだと』言葉を向ければ、彼女の表情が一瞬強張った気がした。



「これ、本当に偶然?」


「あ、当たり前じゃないですか!?」



と言いながらも、彼女の瞳が動揺で揺れたのを俺は見逃さなかった。



「ふーん」



俺は画面を操作しながら、ある場所に視線を止める。



「何、ですかっ!私のこと疑ってるんですか!?」


「うん、そうだね」



迷いなく、ストレートに伝えた。


むしろそう思わずにはいられないほど、この写真には不自然なことが多すぎる。