これ以上、俺が酷いことを言う前に……
だけど、彼女から背を向けようとした瞬間勢いよくそれは阻止された。
「わ、私にはあるんです!!」
そう言って俺の服を引っ張り、慌てて部屋の中へ入って来る。
バンッ!とドアが閉まる耳障りな音がして、彼女が俺の前に回り込む。
「だって、これっ!」
目の前に差し出されたのはピンク色の携帯電話。
その中に映し出された男女の2ショット画像は、以前俺に送られてきたものとまったく同じものだった。
「―――」
どこか勝ち誇った顔を見せる彼女の瞳には、いったい俺はどんなふうに映ってるのだろうか?
理解に苦しみ、嫌悪感だけが俺の中で増していく。



