甘い体温②・後編・


これ以上、俺が酷いことを言う前に……



だけど、彼女から背を向けようとした瞬間勢いよくそれは阻止された。



「わ、私にはあるんです!!」



そう言って俺の服を引っ張り、慌てて部屋の中へ入って来る。


バンッ!とドアが閉まる耳障りな音がして、彼女が俺の前に回り込む。



「だって、これっ!」



目の前に差し出されたのはピンク色の携帯電話。


その中に映し出された男女の2ショット画像は、以前俺に送られてきたものとまったく同じものだった。



「―――」



どこか勝ち誇った顔を見せる彼女の瞳には、いったい俺はどんなふうに映ってるのだろうか?


理解に苦しみ、嫌悪感だけが俺の中で増していく。