甘い体温②・後編・


『ちょっと話したいことがあったんだけど……』


『陽生、会いたい!』


『お願い、早く帰って来てっ!』


『ねぇ、お腹もう一度触って?』



ハッと思い出した言葉に、胸がぎゅっと張り裂けそうになった。


今にも泣き出しそうな果歩の姿。


そして弱々しい声。


全ての行動の意味が繋がったとき、今まで感じたことのない胸の痛みに襲われた。





「っ、マジかよ……」



俺は頭を両手で抱えるようにして、そのまま髪をクシャッとした。



情けねー


今までどんな思いで果歩は……


そう思ったとき、突然頭上からバシッと音が響き、頭がハンマーで殴られたような衝撃を受けた。