「いや~おめでとう!ついにお前もパパか」
――――!!
その言葉を聞いた瞬間サーっと目の前が真っ暗になった。
俺は言葉を失い、思わず未来ちゃんの方へと視線を向ける。
「おーい、陽生聞いてるのか?」
「――悪い、また後でかけ直す」
放心状態のまま、再び未来ちゃんの元へと歩み寄った。
「―っ――」
「―――」
口を開こうとして、ドッと血の気が引いていく感じがした。
まさか……
果歩、が?
俺は半信半疑のまま目の前の未来ちゃんを見つめる。
――だけど、この未来ちゃんの涙。
そして秀の言葉。
最近やたら変だった果歩の様子を思い出し、俺はよろけるようにクラッとその場にしゃがみこんだ。



