甘い体温②・後編・


「いや~おめでとう!ついにお前もパパか」



――――!!



その言葉を聞いた瞬間サーっと目の前が真っ暗になった。


俺は言葉を失い、思わず未来ちゃんの方へと視線を向ける。



「おーい、陽生聞いてるのか?」


「――悪い、また後でかけ直す」



放心状態のまま、再び未来ちゃんの元へと歩み寄った。



「―っ――」

「―――」



口を開こうとして、ドッと血の気が引いていく感じがした。




まさか……



果歩、が?




俺は半信半疑のまま目の前の未来ちゃんを見つめる。






――だけど、この未来ちゃんの涙。


そして秀の言葉。


最近やたら変だった果歩の様子を思い出し、俺はよろけるようにクラッとその場にしゃがみこんだ。