思わず、う……っと吐きそうになった。
たくさん興奮したせいか一気に気持ちがたかぶり、私は我慢できず急いでトイレに駆け込んだ。
胃の奥から尋常じゃない程のおえつ感が押し寄せてくる。
「っ…ゴホゴホ……」
「三月!!」
私の異変に気付いた直輝が顔色を変えて駆け寄って来る。
トイレで脱力する私を見て、慌てて背中を擦ってくれたけど……
「やっ、触らないで!」
「……悪い、ちょっと言い過ぎた。少し落ち着けよ」
そう言われても、私の感情は変わらない。
混乱し、めちゃくちゃになった心は今にも粉々に消えてしまいそうなほどだった。
「三月、お前やっぱ間違ってるよ。今のお前は絶対に違う」
さっきより穏やかな口調だったけど、直輝の意見も変わらない。
そして吐けるだけ吐き、私をベッドまで誘導した直輝がやっぱり真剣な顔でポツリと言った。



