甘い体温②・後編・


「だって、陽生の幸せを思ったらこうするしかなかったんだよ!」



陽生のあんな苦しそうな顔を見たら。


あんな辛そうな顔させてまで一緒になんかいたくない!



「相手の幸せを思って離れることがそんなにダメなことなの!?」



いけないこと?


そりゃ私だって痛いよ。


もの凄く苦しい……


この先の不安に押しつぶされそうになりながら、それでも相手の幸せを願おうと思ったんだ。


それがダメなの?


それがそんなにいけないことなの?



「私だって色々考えたんだから!」



それが一番いいんだって。


私さえいなくなれば全てがみんな上手くいく。


そう決断した私の気持ちをこれ以上かき乱さないでほしい!