だけど、それから数分して突然立ち上がった直輝がグサリと言った。
「――ふっ、結局はお前もそういう女かよ」
そう吐き捨てる様に言って私を見据える。
私はふいをつかれたように瞳をパチパチさせた。
「……え?」
「自分勝手。結局は自分のことしか考えてないんだな」
その言葉の意味にすぐに気づけなかった。
自分、勝手?
「なお……」
「さっきから相手の為だとか都合のいいこと並べてるけど、結局はその子供から父親を奪うってことだろう?お前のその、くだらないプライドのせいで」
「ち、ちがっ……」
「何が違うんだよ。やってることは同じだろ?無責任、無鉄砲。いくら綺麗事を並べてもな、その子供が犠牲になるには目に見えてるんだよ!」



