まるで深くかけられた呪文のように私の中でその言葉が木霊する。
「だったら、お前こはれからどうするんだよ」
「そ、れは……えっと、大丈夫。直輝にはあまり迷惑はかけないようにするから。バイトする!どこか住み込みで働ける所見つけて……」
「そんな体でか?」
「えっ……」
直輝が目の前にコップを置き、ギロット睨む。
やっぱりバカだともいうような顔を向けられて、私は口をつぐむ。
目の前に温かなホッとミルクの湯気が揺れているけれど、正直直輝のオーラの方が熱い。
「そんな体で、ろくに飯も食えない女がいい加減なこと言ってんじゃねーよ」
「ち、ちがっ……」
「何が違うんだよ。今だって死にそうな顔してんだろうが」
「それは……」
「それに大学はどうすんだ?やめるのか?」
「えっ」
「つーか、そのまま放置かよ?さっきから散々あいつの重荷になりたくないってほざいておいて、結局はこれかよ。
あいつに負担をかけることしかしてねーじゃねーか」
「………」
その言葉を聞きながらハッとした。
そして急にテーブルの上の手が震えだす。
そうだ。
あ、たし……バカだ。
ただ、陽生の傍から離れることしか考えてなかったけど、大学……
その他色々とそう言う問題もまだまだ沢山残ってるんだ。



