「あ~あ、けっこう追い詰められちゃってるね」
えっ……
そんな時、突然後ろから声をかけられて、私はビックリして振り返った。
あ……
「何だかここだけどんより空気が重くなっちゃってる感じだね」
鋭い切れ長の瞳。
上下グレーの清潔感ただようストライプのスーツ。
ゆっくりその姿が視界に入ったとき、私は大げさなぐらいに目を見開いた。
「こんにちは。久しぶりだね」
「ど、どうして……」
「ふっ、どうしてって、弟のお見舞に来たらいけなかった?」
そう言われ、思わず持っていた売店の袋を落としそうになってしまった。
真咲さん……



