甘い体温②・後編・


「それに自業自得でしょ?あの人がやってきた結果がこれなんだから……」


「ああ、だな」


「ふふ、の割にはなんだか浮かない顔してるのねぇ。案外本当のところはまだどうしようか迷ってるんじゃないの?」


「いや、そんなことはないんだけどさ。ただ……」


「……ん?」


「正直分からないんだよ……自分の親ながら何考えてるんだろうって。あの人にとって俺ら子供ってなんだろうな……とかさ」


「そうね。それが分かったら今こんな風に苦労なんてしてないわよね」


「それに……今更なんだよなぁ。あの人がいなくなるかもしれないって思っても、特に何にも感じないんだよ」



そう言いながらも、表情は少し寂しそうな顔だった。


まるで言葉と表情があってないような素振り。




陽生……


迷ってるんだ。


そんな陽生を見つめながら私は胸元をぎゅっとにぎる。