甘い体温②・後編・


思わず陽生の横顔をじっと見つめてしまった。



……今、何考えてるの?


思わずそう聞きたくなるようなそんな表情だったから。



「あ、あのね。昨日のことなんだけど……」


「果歩」



急に言葉を遮られ、真っ直ぐ見つめられた。


その瞬間ドキドキと心臓が大きく疼き



「お腹すいた」


「へ?」


「なんか小腹がすいたから下の売店でパンとか適当に買ってきてくれない?」



財布からお金を渡されて、思わずキョトンとしてしまう。



「頼める?」


「あ、うん……」



なんだろう。このぎこちない感じ。


てか、妙に距離感みたいなものを感じるのはきっと私の気のせいだよね?